複雑高度なお客様の物流ニーズに、
最適なソリューション提供を
目指しています

2004年度新卒採用(勤続19年)

営業部門 Yさん

お客様の貨物輸送を包括的に受託・実行する司令塔

現在は、営業部門でチームリーダーを務めつつ、一営業担当者としても産業用ロボット設備や金属加工機械、光造形装置(3Dプリンター)の各種メーカーやODA商社などの顧客を受け持っています。

岡本物流の特長は、荷主であるお客様の物流業務を包括的に受託する「3PL(サードパーティー・ロジスティクス)」のサービスをご提供できることにあり、その円滑な実践のために国内外のパートナー企業や社内の関連部署を巻き込みながら、コントロールタワーとしての機能を果たすのが我々の部署の営業職の役割です。お客様から新規の引き合いを受けた際は、ご要望をヒアリングしたうえで、船や飛行機、トラックなどの輸送モードを連結させた、その時に最も効率的なロジスティクスを計画・提案するとともに、お客様のご希望日に間に合うよう輸送の手配やスケジューリングを行い、関係者との打ち合わせや折衝も担当。国際情勢や天候などの影響で計画に狂いが生じそうな場合には、代替ルートの提案や納期調整も行って、案件完了までの全フローに携わります。

輸出入の相手国も、貨物の量や内容も、それぞれ異なる案件で、お客様のニーズに的確に応えていくには、貿易や通関の専門知識を身につけるのはもちろんのこと、船会社や運送会社といったパートナー企業とのリレーション構築も重要です。たとえば、最近手がけた案件に、大型設備一式の輸入がありました。当該設備は分解しても通常のコンテナに収まりきらないパーツがあったため、フラットラック・コンテナ(天井や側面の鉄板がない開放型コンテナ)を11本、通常コンテナ15本使用することに。貨物がはみ出したフラットラック・コンテナは、その上や隣に他のコンテナを積み上げられず、スペース効率が悪いことから船会社に敬遠されがちなのですが、「設備が至急必要」というお客様の要望にお応えすべく、船会社との間に構築してきた信頼関係を活かしながら交渉することで、船積予約に無事成功。イレギュラーなオーダーを完遂することができました。

私たち営業の仕事は、何ごとも“自分次第”。自分がしっかり取り組んだ分だけ成果が出るところに醍醐味がある職種ですので、今後も担当顧客の対応に力を注ぐとともに、新規顧客の開拓にも取り組んで、会社の事業拡大に貢献していきたいと考えています。

未経験の仕事に食らいつき、国際物流の知識を蓄えた駐在時代

入社してから20年近く経ちますが、これまでのキャリアのなかで最も印象に残っているのは、インドネシア駐在時代に担当した設備輸送の案件です。中国の上海からインドネシアのジャカルタに産業用機械を輸送する仕事で、輸送後に機械を組み立てるところまで受注していました。ところが、いざ組み立て工程に入ってみると、荷主である中国メーカーから派遣されていた技術スタッフが話せるのは中国語のみ。インドネシアの工事業者のスタッフもインドネシア語しか喋れずに、コミュニケーションを取るのが非常に難しい状況でした。

しかし、手をこまねいているわけにはいきませんので、身振り手振りで懸命に関係者と意思疎通を図り、作業の指示を出すことで、予定通り任務を完了。私の奮闘ぶりを見ていたお客様から「次回もまた頼むよ」と声をかけていただきました。主体性を持ってひるまずに取り組めば難局も突破することができ、お客様に喜んでいただけると実感した出来事であり、そのお客様とは私が日本に戻ってからも良好な関係が続いています。

思い返せば、インドネシアに駐在していた3年余りの月日は、営業や現地ローカルマネージャーの管理など、初めて体験する業務に必死に食らいつくなかで、国際物流に求められる能力を養えた期間だったと思います。とりわけ営業に関しては、お客様訪問をする前に必要情報を調べ上げておくことで、輸出入の実務知識が身につきました。

社員の実力をきちんと評価して、活躍の場を与えてくれる会社

職場としてみた時の岡本物流の魅力の一つは、風通しが良いところ。上司との距離も非常に近く、年齢や役職にかかわらず気軽に言葉を交わし合い、自身の意見を述べることができます。

また、社内での異動やキャリアアップ支援にも積極的であり、一人ひとりの実力をきちんと評価して、能力や意欲のある社員には活躍の場を与えてくれる会社でもあります。高校卒業後に入社した私に海外駐在のチャンスが与えられたのも、そのような社風を象徴する事例と言えるでしょう。会社に入る前の時点では、海外駐在ができるとはまったく予想しておらず、非常に恵まれた環境のなかでキャリアを重ねてこられたと思っています。

私は入社後、KD梱包の仕事を皮切りに、その指導員や職長を経験し、インドネシア駐在を経て、現職となりました。貨物の特性に応じた荷姿や物流資材の選び方、海外の実情を踏まえたスケジューリング、発展途上国における通関のリスクヘッジの仕方など、今の仕事のさまざまな局面で的確な提案やアドバイスができるのも、幅広い経験があればこそ。物流の現場を知り、海外を知っているからこそ実態に即したリアリティのある提案が行えるという自身の強みを活かしつつ、これからも多様なお客様にワンランク上の物流ソリューションを提供していくことが目標です。

1日のスケジュール

9:00

出社

メールチェック。顧客A社から当社倉庫で保管する貨物の内容連絡があったため、倉庫担当者にも情報共有。

10:00

輸出入の手配業務

顧客B社から受け取った通関書類一式を確認し、社内の通関部署へと渡す。

12:00

昼食

昼食はいつも同じメニューを頼むタイプ。安定の味でおなかを満たしたら仕事再開までひと休み。

13:00

見積作成

顧客C社に提出する輸出案件の見積作成。倉庫保管、梱包、バンニング、港への搬送費用を算出していく。

15:00

客先との打ち合わせ

顧客D社と上海からの設備輸入について打ち合わせ。

16:00

翌日の書類・貨物の確認

明日コンテナ積みする貨物の輸出許可が下りているか、必要書類に抜け漏れがないかをチェックする。

17:40

退社