アジア州
タイ
タイはASEAN10カ国の中でも製造拠点として位置付けられており、貿易総額ではシンガポールに次ぐ第2位です。しかしながら近年の製造業に従事する労働人口の減少と労働賃金の上昇から、労働集約型産業からハイテク産業へのシフトが国策としても推進されています。
物流においては、4カ国と国境を有しており、3本の経済回廊の有効拡大やRCEP、IPEFへの加盟により、さらに付加価値の高い物流が要求されます。
拠点情報
社名:OKAMOTO LOGISTICS(THAILAND)Co.,Ltd.
設立:1996年
資本金:2千万タイバーツ
従業員:370名
拠点数:5拠点(アマタ工業団地、レムチャバン港)
サービス紹介
梱包
お客様の生産計画に基づき梱包と出荷を計画的に実施します。また商品の品質維持と経済性の両面から最適な梱包仕様の設計及び輸送容器等のご提案と調達を受け承ります。
梱包作業は、お客様のニーズに合わせ製造現場または当社拠点で実施することが可能です。
保管
国内3拠点 総面積12,000㎡に加えお客様の立地に即したロケーションでの保管と在庫管理を行います。
保管に伴う物流加工や輸入部品の開梱/棚入れ等、保管の高付加価値化のお役に立ちます。
輸送
輸送事業者である当社は、輸出入のコンテナ輸送からタイ国内の調達物流まで多様な輸送をご提供しています。
タイの港を経由する近隣3カ国(カンボジア、ラオス、ミャンマー)向け一環輸送及び近隣4カ国(上記+マレーシア)間の陸上による通関を含む国境物流も対応しております。
通関と貿易支援
タイ進出企業にとり輸出入プロセスは常に取り上げられる問題です。輸出入申告はEDI化で効率化されていますが、反面関税法でカバーされていない他法令などが事後調査の焦点として取り上げられ多額の追徴が発生しているケースがあります。
当社は20年にわたる通関業の蓄積やフリーゾーン運用実績等からいち早く最新の情報のご提供と事後対応に取り組んでおります。
安全保障に関しては2021年にキャッチオール規制と内部コンプライアンスプログラムが導入されており、RCEPやIPEFにより輸出入申告には知識と経験が必要となりますので、様々なご質問/ご要望にお応えします。
VMI
製造に特化したいお客様に成り代わり決済を含む貿易の実務を代行いたします。BOI投資奨励に基づく原材料の減免税輸入や輸出奨励金の申請など貿易手続きフリーを実現いたします。
今後の取組み
3次元WMS
当社の海外ネットワークを共通プラットフォームで連携させることにより拠点別でしか見えない在庫を流動在庫/出荷計画を加味し時間軸で将来在庫を見える化できる3次元VMSを計画中です。
こんなお客様に最適です
- 貿易手続きでお困りのお客様
- 域内在庫低減と物流コストの見える化をご検討のお客様
- タイを第三国向け生産拠点と位置付けられているお客様
- 製造拠点で物流品質の作りこみをご検討のお客様
インドネシア
インドネシアは世界第4位の人口を有し、アジア経済危機を発端とする民主化以後、安定した経済成長を続けています。かつての天然資源に依存した経済体質から、貿易や小売、運輸、倉庫、通信などサービス産業を中心とした経済に移行しており、海外の直接投資(FDI)を拡大する取り組みも進められています。
また、2014年には自動車の新車販売台数がタイを抜いて120万台となり、日本企業にとっても域内へ展開するための重要拠点として欠かせない国となっており、きめ細かな最適な物流管理が求められています。
拠点情報
- 社名:PT.OKAMOTO LOGISTICS NUSANTARA
- 設立:1992年5月25日
- 資本金:140億インドネシアルピア
- 従業員:230名
- 拠点数:ジャカルタ本店、チカンペック物流倉庫(KBIIC)、タンジュンプリオク港物流倉庫、マッカサル倉庫/スラウエシ島
事業内容
- 自社ネットワークによるASEAN域内への輸送とインドネシア国内への配送
- ピッキングから梱包、輸送、通関作業、納入までの一貫サービス
- リターナブル、リユース、効率と重点率を考慮した最適梱包の設計と提案
- バリア梱包、重量物梱包などにも対応
- 設備輸送と据え付けサービス
- 自社開発WMSによるリアルタイムの保管在庫の情報提供
- ジャワ島内、スラウエシ島、スマトラ島及びビンタン島など離島間の輸送手配
- 物流管理/在庫管理/開梱包/発送代行
据え付け作業風景
各種実績紹介
- 工場機械設備の一貫輸送
1
日本側:引取り・梱包・輸出手続き・船積
インドネシア側:輸入手続き・工場搬入・据付け
2
インドネシア側:工場からの引取り・梱包・輸出手続き・船積
日本側:輸入手続き・指定場所納入
- ODA機材の一貫輸送
インドネシア政府関係省庁での輸入許可手続きを含めたサイトまでの一貫輸送
- 第三国向け輸出梱包
インドネシアから東南アジア等に向けての自動車KD部品等の輸出梱包(品質管理、輸送効率を考えた設計)工場移転に伴う設備の梱包と輸送
- 梱包容器のリユースと輸出入代行
- 完成車両のコンテナ輸送
トピックス
お客様の新たな物流拠点としてマッカサル/スラウエシ島への進出
マレーシア
マレーシアは赤道にほど近いASEAN諸国のほぼ中心に位置して、タイ王国、シンガポール、インドネシア、ブルネイと国境を接しています。西のマレー半島部、東のボルネオ島を併せた国土から成り立っています。近年マレーシアの経済成長率は5%と堅調に推移しており、企業誘致に向けた国の政策やインフラ整備が進んでいます。
物流業においても規制緩和により進出企業が増加し、たいへん注目されています。
拠点情報
- 社名:OKAMOTO LOGISTICS MALAYSIA SDN. BHD.
- 設立:2013年12月
- 提携先:PKT Logistics Group Sdn. Bhd.
- 資本金:500,000マレーシアリンギット
- 従業員:5名
- 所在地:The Lighthouse, No.1, One Logistics Hub, Persiaran Sungai Hampar, Section 32, 40460 Shah Alam, Selangor Darul Ehsan, Malaysia
- TEL:(60) 3-5161-8111
- FAX:(60) 3-5161-1639
事業内容
- 各種輸送モード(陸上輸送、海上輸送、航空輸送)
- 輸出入通関
- 倉庫保管
- 輸出梱包作業
- 荷役作業
- 運送保険代行
サービス紹介
倉庫保管
パートナーであるマレーシア大手の物流企業PKT Logisticsグループ社との業務提携により、マレーシア最大港であるポートクラン港や港から25kmに位置するシャーラム地区、ペナン州、タイ国境クダ州での物流拠点(総面積20万平米)で国内貨物のみならず輸出入貨物の取扱いを致します。
低温保管に加え、ライセンスが必要なハラル商品の保管サービスも承っております。
輸送
300台以上のコンテナ輸送機器/トラックにより輸出入貨物と100台以上の小口配送車両によりお客様のニーズに合ったJITを実現いたします。
また、NOVCCとして海上、航空、国境輸送のご手配も承っております。
輸出入通関
輸入時にはK1フォームを、輸出時にはK2フォームをすばやく準備し、スムーズな通関サービスを行っております。
※K1フォーム:輸入申告書、K2フォーム:輸出申告書
実績紹介
トラックコンテナ輸送とクロスボーダー
当社ではトラックの新車をコンテナ内に2台をまとめて収納する独自の方法を確立。通常海上コンテナへ収納し船積で海外へ出荷していましたが、マレーシア-タイ間でのクロスボーダーにおいても成功しました。道路事情を加味した輸送、ボーダーでの通関をスムーズに行いリードタイムを短縮。お客様に満足頂けるクロスボーダー輸送サービスを実現しました。
今後の取組み
ミルクラン配送
ミルクランによる集荷を行う事でまとめ輸送による物流コスト削減を図り、お客様の調達コストの引き下げをお手伝いします。
こんなお客様に最適です
- マレーシアに出荷を検討されているお客様
- マレーシア基準とした近隣国へのクロスボーダーを検討されているお客様
- 域内在庫低減と物流コストの見える化をご検討のお客様
- 製造拠点で物流品質の作りこみをご検討のお客様